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地域観光ビジネス論 | 拓殖大学北海道短期大学

シラバス(講義要項)

地域観光ビジネス論担当: 永山 茂・山崎 紀史

開講コース

地域振興ビジネス 2年次 後期

目的と内容および到達目標

この授業の目的は、「観光立国」を掲げる我が国の中で、北海道地域での観光の歴史やその成り立ち、社会的役割を理解するとともに、将来を見据えた課題など基礎知識を習得する事にある。
前半の講義(1~8回)では、北海道地域での観光ビジネスの実態を学び、旅行業をはじめとして各業種ごとの課題などを解説する。また後半の講義(9~14回)では、地元北海道の基幹産業としての観光ビジネスを、その特徴的な事例や先進事例などを紹介しながら、課題や将来展望を学ぶ。さらに15回目には北海道地域における観光の展望を考察するレポート提出を行い、学力を評価する。

到達目標は以下のとおりである。
・観光ビジネス全般に関する基礎知識を習得し、これらの業界構造や社会的位置づけ、課題等を学ぶこと。
・地元北海道における観光ビジネスの実態を知り、新たな観光プランを創出できる基礎知識を得る事。
<SDGs(持続可能な開発目標)との関連>
  ②飢餓 ⑤ジェンダー ⑧成長・雇用 ⑨イノベーション ⑩不平等 ⑪都市 ⑫消費 ⑯平和

授業計画

[後期]
1.はじめに・・・地域観光ビジネスの仕組みと種類
2.観光ビジネスの歴史と発展、業種や職種
3.現代(平成時代)の北海道観光史
4.北海道の旅行業界
5.北海道の旅行業界とサプライヤー①(ホテル・旅館・土産・観光施設)
6.北海道の旅行業界とサプライヤー②(航空・バス・レンタカー・運輸機関)
7.地域観光ビジネスの現状と課題、地方創生とは
8.主要経済指標と観光ビジネス、SDGs
9.北海道の魅力的な観光資源
10.北海道の地域観光と「ニューツーリズム」
11.北海道の地域観光 ①「訪日観光と先進事例」
12.北海道の地域観光 ②「エコツアー・文化産業観光」
13.北海道の地域観光 ③「食文化観光」(レポート指導)
14.北海道の地域観光 ④「観光と第1次産業の連携」
15.北海道の地域観光の展望・レポート提出

単位数

2単位、授業回数:15回

講義の進め方

各回パワーポイント10枚程度を利用し説明する。必要に応じて黒板も利用する。
また講義単位に「本日のまとめとポイント」を解説し、分かりやすく講義を進めて行く。

試験と成績評価

授業への参加度(50%)とレポート提出(50%)で評価する。
全授業数の3分の1を欠席した場合は、単位取得の資格がなくなるため「F評価」となる。
なお授業開始20分以内に入室した場合のみ「遅刻」とする。

担当教員から受講生諸君へ

講義の内容は、北海道経済の主力産業としての観光ビジネスの実態について、最新の情報や各種先進事例などを紹介しながら、よりキャリア教育も意識して、実務的かつ実践的に説明を行う。
また講義の中で、レポート作成の仕方などについても指導を行う。

使用教材

教科書 :使用しない。
参考書 :授業の中で必要に応じて紹介する。

*実務経験のある教員による授業科目[実務経験と授業との関係]
担当教員は、旅行業での実務経験を有し、当該科目における北海道地域での基幹産業としての観光ビジネスについて教授します。