開講コース

環境農学　１・２年次　前・後期

目的と内容および到達目標

建設機械の導入は、省力化、作業時間の短縮をもたらし、建設業、土石採種業、農林業など幅広い業種で使用されてきている。建設機械の種類は多いが、掘削用機械（油圧式ショベル等）、整地・運搬・積み込み用機械（トラクターショベル等）は農業分野において導入が拡大している。機体質量3t以上のショベル等の車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）の運転業務に就く場合は、労働安全衛生法第61条において、車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）運転技能講習修了者でないと就業できない。本授業は、学生のキャリアアップを図るため同技能講習を実施する。
　　
到達目標は以下のとおりである。
・車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）運転作業者に必要な知識、技能の習得により安全な
作業が行える。
・労働安全衛生法による車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）運転技能講習修了証の取得。
＜SDGs（持続可能な開発目標）との関連＞
　　④教育　

授業計画

出張技能講習依頼先の教習センタのカリキュラムによる。

1日目
学科　　　車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）関する知識、油圧装置・走行装置に関する知識、トラクタ系、ショベル系建設機械の構造・取り扱いについて
2日目
　　学科　　　車両系建設機械の安全、関係法令　
学科試験
　　演習　　　実際の荷を使用した車両系建設機械（パワーショベル、ホイール式トラクタショベル）作業　
　　技能試験

単位数

１単位、授業日数：２日

講義の進め方

研修の時期は後期の土、日曜日の2日間に実施する。年度初めに開講時期を知らせる。本学にて出張技能講習を依頼する教習センタ講師で行う。
事前に受講説明会（昼休みに開催）を開き、受講申請書の書き方を指導するので必ず参加すること。受講説明会の日程は掲示板に張り出すので見落とさないこと。
受講申請時（昼休みに開催）には、受講費用、本籍のわかる住民票（初めて受講する場合）、自動車運転免許証、免許サイズの証明写真2枚が必要なので必ず持参する。

試験と成績評価

教習センタの授業を受講し、学科試験・技能試験に合格した者は、労働安全衛生法による車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）運転技能講習修了証が交付されるとともに「キャリア技能Ⅳ」１単位を付与する。

担当教員から受講生諸君へ

技能講習は出張講習の形を取っており、学外の教習センタ講師の指導を受けるので、学生らしい態度、実技の出来る服装が必要。遅刻をすると受講できないので注意すること。
1，2年次に自分にあったときに受講可能であるが、年1回の開講であるので開講時期がいつになるのか注意が必要。受講要件は大型特殊自動車免許取得者である。受講費用は教科書、試験費込みで45,000円である。

使用教材

教科書　：車両系建設機械（整地、運搬、積み込み用及び掘削用）運転者教本（(株)PEO建機教習センタ）
参考書　：