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~地域の方々へ、一般の方々へ~平成28年度新学期メッセージ | 拓殖大学北海道短期大学

~地域の方々へ、一般の方々へ~平成28年度新学期メッセージ

平成28年4月10

平成28年度 新学期メッセージ
~地域の方々へ、一般の方々へ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹

ご挨拶 

 地域の方々並びに学外の方々には、常日頃一方ならずご支援とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。弊学は、本日186名の新入生を迎え入学式を挙行いたしました。道内をはじめ全国各地からの日本人学生に留学生を加え、明るく希望に満ち溢れた若者が集いました。このような新入生の期待に応えるべく、私たち教職員は身を引き締めて全力で弊学の教育力発現に取り組みます。

 弊学は一昨年度に学科編成とカリキュラム内容を刷新しましたが、お陰さまでその内容が定着し、学生はこの新しい教育環境のもとで勉学に励んでおります。改革においては、創立以来維持している農業と保育の2本柱を堅持しつつ、それぞれの教育範囲を広げています。もう1本の柱である経済系の分野は、その範囲を地域振興など現代のニーズに一層寄り添った内容に広げています。

 「農学ビジネス学科」は、「環境農学コース」と「地域振興ビジネスコース」から成り立っています。「環境農学コース」においては、農業後継者など農業に従事することを目指す者には従来通りの濃密な農業教育を施す一方、文系の農業人材を育成する履修科目体系も提供しています。そのため本コースでは、生産・加工・流通販売・法人経営なども学ぶことができる幅広い体系を整えて学生の要望に応じています。

 「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ地域の町々をフィールドに産官学が協働して地域振興を行うモデルを体系的に学んでいます。地域社会の活性化に貢献できる人材の養成を目指す「地域プロジェクト」や地域活動に積極的に参画する「地域特別演習」などの科目を新たに設けました。なお、従来通り4年制の大学に編入学することを希望する学生には、その目的に沿った履修科目と手厚いサポート体制を取っています。

 「保育学科」では3コース制が定着し、学生は伸び伸びと学業に励んでいます。道具や教材の自作で子どもの感性を育む造形表現コース、子どもを惹きつけ信頼を得る豊かな表現力を養う身体表現コース、音楽の素養を活かしながらリトミック(教育法)を学ぶ幼児音楽教育コースが、それぞれの特色を存分に発揮した授業を展開しています。

 拓殖大学北海道短期大学は本年度創立50周年を迎えていますが、これまでご説明しましたように、時代の要請に応えて新たな段階を築いています。創立以来地域とともに歩み、皆さまに愛され信頼される大学をモットーとして、ひたすら大学教育に邁進してきた半世紀でした。私たち教職員はさらに精励して心底から学生と向き合い、良き人材を育成いたします。どうか引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。