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学長より地域・一般の皆様へ「平成28年新春メッセージ」 | 拓殖大学北海道短期大学

学長より地域・一般の皆様へ「平成28年新春メッセージ」

平成28年 新春メッセージ
~ 地域の方々へ、一般の方々へ ~

拓殖大学北海道短期大学
学長   篠 塚  徹


年頭のご挨拶 

 新年明けましておめでとうございます。日本列島は厳しい寒さのなかで年が明けましたが、皆さまにおかれましてはどのような新年をお迎えになられたでしょうか。

 弊学は昭和41年に北海道深川市において創設され、本年めでたく50周年を迎えることができました。その間、弊学は自然豊かで広大なキャンパスを活用し、汗を流しながら大地を耕し収穫の喜びを味わう教育、地域振興の観点から経済・社会の基礎を学ぶ教育、幼児の成育や福祉の増進に資する教育、に邁進してまいりました。道内はもとより全国各地や海外からこの北の大地に居を定めるキャンパスに若人が集い、熱い志を抱いて多種多様な実践教育を学び、感動と成長の日々を実体験しつつ巣立っていきました。地方の短期大学を巡る環境が厳しいにもかかわらず、今日まで半世紀もの間このような教育を展開してこられましたのは、ひとえに地域の方々や弊学とご縁のある多くの方々の常に変らぬご協力とご支援によるものであり、心から感謝申し上げます。

 弊学は、地域とともに歩む大学として長年「農業」「経営経済」「保育」を3本柱として教育に携わってきましたが、その底流にある基本理念は維持しつつも、時代背景の変遷に対応してさらに適切な大学教育を施すため、一昨年4月から新たなカリキュラム体系を敷いています。具体的には、弊学へのご期待に応えつつ、その人的・物的資源を一層有効に活かし、「環境農学科」と「経営経済科」を「学ビジネス学科」に集約させ、この学科に「環境農学コース」と「地域振興ビジネスコース」を設けました。さらに「保育科」を「保育学科」に名称変更し、新たに「幼児音楽教育コース」を加えました。

 今回の改革においても創立以来設けている農業教育は強固に太く受け継いでいますが、さらに広範に生産現場から付加価値を生み出す取り組みや農産加工、農業の法人経営等について学ぶ体系を整えました。「地域振興ビジネスコース」においては、深川市をはじめ北空知周辺の町々をフィールドに産官学が協働して地域を振興させるモデルを体系的に学び実践しています。また、4年制大学への編入学を希望する学生に対しては、従来通りその志望に沿った履修モデルを提供し、万全のサポート体制を敷いています。「保育学科」においては、既に設置してある2つのコースの教育内容を維持強化したうえで、新たな「幼児音楽教育コース」では、道内唯一のリトミック教育を行っています。

 弊学は就職希望者には学生の希望に沿ったきめ細かい指導を行い、長年にわたり就職率100%に近い実績を挙げていますが、今後ともその実績を維持してまいります。

 お陰さまで今回の改革は順調に推移していますが、弊学の存在意義をさらに高めて逞しく前進いたしますので、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 末筆ですが、本年が皆さまにとってより良きお年でありますようにお祈り申し上げます。