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障害者の演劇「夢公演」に学生が参加・参画 | 拓殖大学北海道短期大学

障害者の演劇「夢公演」に学生が参加・参画

10月9日(日)午後2時から深川市民文化交流ホールみ・らいにて、市内の障害者福祉施設の利用者の方々と、サポートスタッフがともに創る演劇「夢公演」が上演されました。
夢公演は、昨年から市内関係団体を中心とする実行委員会が運営し、本学学生2名も参画しました。学生が所属する地域振興ビジネスコース2年ゼミナールの仲間とともに利用者の方々と交流したり、学生スタッフを集めたりと、当日まで準備を重ねていきました。

夢公演は利用者の方々のすべてをお客様に見ていただくために、出演する利用者34名と共に舞台に立つサポートスタッフも加わりました。サポートスタッフは市内外からの有志17名で構成し、本学から学生3名が参加しました。7月から3か月間、市内障害者福祉施設を稽古場として、演出家の指導を受けながらサポートの心得や方法を学びました。利用者の方々とサポートスタッフ計51名は、限られた時間に精一杯の稽古を重ねてきました。

市内障害者福祉施設を稽古場として練習を重ねる
市内障害者福祉施設を稽古場として練習を重ねる
地域のFMラジオにゲスト出演してPRする学生スタッフ
地域のFMラジオにゲスト出演してPRする学生スタッフ

本番の前日は午前中、会場の舞台で初練習しました。出演者は感触を確かめながら、翌日の本番を心待ちにしました。

いよいよ衣装に着替え胸が高鳴る
いよいよ衣装に着替え胸が高鳴る
本番前の最終確認に熱が入る
本番前の最終確認に熱が入る

当日は強い雨のなか多くの方が会場を訪れ、ほぼ満員となりました。

ほぼ満席になる会場
ほぼ満席になる会場

夢公演は3つのショートストーリーを繋いでいます。開演して間も無く、目が全く見えなくとも一人で舞います。その後に第一場「宝石泥棒からの予告状」、第二場「商店街を守れ!」、そして第三場「同好会からの脱却」と続く、すべてに笑いあり涙ありの展開となりました。 3つのストーリーそれぞれの最後に、出演する利用者の方々が手紙を一人ひとり読み上げ、「私の大切なもの」を観客に伝えました。「私の大切なもの」は物語でなく、真実でした。
いよいよ終幕のころ、出演者は互いにタッチを繰り返しながら歩み寄り一つになり、全員が空を見上げると、会場にこの日一番の拍手が沸き起こりました。

見えなくとも自由に舞う
見えなくとも自由に舞う
第一場「宝石泥棒からの予告状」
第一場「宝石泥棒からの予告状」
第二場「商店街を守れ!」
第二場「商店街を守れ!」
第三場「同好会からの脱却」
第三場「同好会からの脱却」
互いにタッチを繰り返し歩み寄る
互いにタッチを繰り返し歩み寄る
カーテンコールより皆で両手を挙げる
カーテンコールより皆で両手を挙げる
終演後に笑顔と涙とで見送る
終演後に笑顔と涙とで見送る
打ち上げにて利用者を代表する実行委員挨拶
打ち上げにて利用者を代表する実行委員挨拶

 

参加した学生たちは「本番当日は利用者さんのパワーで僕たちが引っ張られるくらいだった」「普段会うことのできない障害のある方々と一緒に活動することができてよかった」などの感想を笑顔で語ってくれました。

夢公演への本学学生の参加・参画にご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
 夢公演は来年度に2回目の上演を目指し、準備を開始しました。来年4月以降は新入生が学生スタッフに加わって、さらなる力をつけ活動していきます。

お問い合わせ

この記事に関する詳細は次の宛先までお問い合わせ下さい。
 農学ビジネス学科 地域振興ビジネスコース 庄内
TEL: 0164-23-4111(代表)