2008年「写真集」
第24回「拓大ミュージカル」。作品タイトルは「捨てられた人形の詩」。宇宙船の故障で知らない惑星に不時着したアンドロイドたち。故障を直し再出発するにあたり、値段の安いアンドロイドたちはその星に見捨てられることに。彼らと惑星の住人との出会いを通して、人それぞれが持つ存在価値の大きさ、生きがいや命の大切さをみつめた作品。
つらかったこと、泣いたこと、そのすべてが心の財産
〈客員教授(舞台俳優)〉福沢 良一 先生
学生たちのひたむきな姿に心が洗われます
第10回公演から毎年出演しています。私にとって拓大のミュージカルは、一年の溜まった垢を落とす「浄化」の場ですね。若い学生たちの純粋でひたむきな取り組みに、役者としての原点に立ち返ると同時に、心がきれいに洗われる思いです。私の場合、毎日付きっ切りで指導はできませんが、訪れるたびに学生たちの歌や演技は上達します。お客様に見ていただく以上、うまいに越したことがありません。でもそれ以上に大切なのは、みんなで協力し合い、励まし合い、一歩一歩築いていくその過程にあるのだと思います。幕が閉じた時にこみ上げる涙は、みんなのお陰でやり遂げることができたという、感謝の証です。それはもうきれいな涙です。この幸せな経験、必ず将来に生かしてほしいですね。
〈脚本・作曲・音楽監督〉土門裕之 先生(保育科長)
ミュージカルは学生たちの成長の記録
学生たちが自らの心と身体で感動を体験する・・・それが教育の原点ではないか。そんな思いから始まった拓大ミュージカルは、おかげさまで来年25周年を迎えます。昭和59年に指導を開始したミュージカル。いま演じるのは平成生まれの学生たちです。そう考えると歴史を感じますね。長きに渡って指導してこられたのは、学生たちが成長していく姿を見る喜びがあるからに他なりません。人前に出るのが苦手、失敗するのが怖い、と練習場の隅で悩み、泣いていた学生が、周りの支えでどんどん成長を遂げ、本番の舞台で生き生きと輝く・・・。その確かな成長の記録こそがミュージカルなのです。舞台を創る側には苦労やプレッシャーも多々ありますが、学生たちとともに成長し続けるミュージカルでありたいと思います。
〈演技指導・演出〉前田 順二 先生
練習を通して学生たちは日を追うごとに変わっていきます。殻を破り、成長していく姿を見るのが毎年楽しみです
〈ボイストレーナー〉山本 徹淨 先生
「心は熱く、頭はクールに」。情熱的に演じる一方で冷静さも忘れず、今できる精一杯の演技で客席を魅了してほしい。
〈ダンス・衣装・メイク指導〉藤井 綾子 先生
芸大でも音大でもなく、短大の保育科の学生が中心となって取り組むミュージカル。だから価値が大きいのです。
